ジャンボが気に入った一冊


140225(TUE)  晴☀  デンデンママの絵日記

それはこんな表紙で、絵本と言うよりも、低学年向けの文字が多い本だった。
読んで見ると、これは、これは大人にもお薦めしたい本だった。

講談社発行の「はらぺこプンタ」、主人公はかわうそのプンタ、
食にありつけなくてお腹をすかした所に色々な動物のたまごを拾う、
たまごを食べるよりも孵化してから肉を美味しく食べる方がいいと思い、
孵化したら、動物の赤ちゃんは自分をおとうさんと呼ぶではないか、
しかも鶏、アヒル、ペンギン、ダチョウ、フクロウ、そしてなんとワニも、
なんとも雑然とした他人の子供たち・・・
すると、プンタは食べるどころか、情が沸いてしまい、
せっせと子供たちの為にそれぞれの餌を探すようになる・・・

しかし、プンタは自分もろくに食べられないのに、
色々な餌を探さなければならない現実は厳しく、心が揺れ動く。
自分は食べるために孵化した動物の赤ちゃんたちを、
食べられるほど無情にはなれず、
かと言ってみんなを食べさえるほど裕福でもない。
思いつめたプンタは子供たちを動物園の前に連れて行き、
餌をばら撒き、子供たちが餌を食べている隙に逃げて帰るのだった。

どうでしょう、人間界に良くあるパターンではないでしょうか。
人間の赤ちゃんたちと違って、動物の赤ちゃんはもっと賢いおかげで、
ストーリーはまだまだ続けられる、最後にはちょっとした感動がある。

作者の武井博さんは「ひょっこりひょうたん島」を手がけた方で、
絵はイラストレーターの奈良坂智子さん、とっても可愛らしい絵だった。
この本だったら、ジャンボの心にしっかりなんかを残せそうだ。
何が残ったんだろう~あとで聞いて見ようwww